恐怖体験
先日、祖母の家に家族みんなで出掛けていて、帰宅したのが23時頃。
家に着いて、私が上着を脱いだ直後。
ピ~ンポ~ン…
家のチャイムが、ゆっくり鳴る。
こんな時間に?
スッピンだから出たくない。
母に、「誰か来た」と伝え、対応してもらう。
玄関からは「どちら様ですか?」と言う母の声が聞こえる。
しかし、玄関のドアを開ける音は聞こえないし、母が玄関で誰かと話す声も聞こえない。
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すると、母が神妙な面持ちで居間に戻ってきて
「すぐ玄関に行ったのに、覗き穴から見ても誰もいない」
まじ?
餃子の食べ過ぎで胃が痛いが、玄関に忍び足で急いだ。
玄関に行くと、妹が覗き穴から玄関の外を覗いている。
私も覗いてみたが、母が言うように誰もいない。
ピ~ンポ~ン
覗いている最中にチャイムが鳴った。
思わず、妹と顔を見合わせた。
泥棒か?
私達が帰ってきたのを見計らってやって来たのか?
そしてまた
ピ~ンポ~ン
5分近く気配を消して妹と交互に覗いている間に5・6回はチャイムが鳴った。
しかも、変に間を空けて…
妹が、「覗き穴が曇ってきたから、やっぱり誰かが隠れているんだよ」と泣きそうな顔で言ってきた。
しかし、ドアを開ける勇気はない
母が、真下に住んでいる幼なじみの家に電話をして、玄関に誰かいないか見てもらうようにお願いをした。
しばらくすると、幼なじみの彼の姿が覗き穴越しに見えた。
何か話している。
やっぱり誰かいたんだ!
怖いからすぐにはドアを開けなかった。
しかし、彼は慌てた様子もなくドアに近づいてきた。
そこで、ようやくドアを開けてみた。
すると…
誰もいない。
!?!?!?
えっ!?
「チャイムの接触が悪いみたいだね」と笑顔の彼。
(゜。゜)(゜。゜)(゜。゜)
見ると、半分ぐらいチャイムが押ささった状態だ。
家族全員で平謝り。
覗き穴が曇ってきたのは、私と妹2人の鼻息だった…
彼が何か話していたのは独り言…
あぁ~怖かった